日本の好景気は明治時代で戦後は1972年です

バブル景気といわれた1989年の時は銀行の金余りから土地ころがしを盛んに企業に持ち掛け、100億円で買った土地を別の企業に120億で売るというようなねずみ講みたいな形で個人にとってはあまり関係なく、株式市場も先物主導で指数だけが上がるような外国人投資家主導で動いていたので、個人投資家にとっては恩恵を受けたものでもなかったと思います。

美術品市場においても一部の法人や個人の大金持ちが海外から絵画を買った動きで、これも個人投資家にとってはあまり関係のないことでした。

一方1972年の株高は個人投資家が大活躍した相場で、証券市場が最も活況を呈したときで、大いに個人が利益を上げました。

土地についても個人が地方の安い土地を盛んに買い進み、土地バブルも発生しました。

美術品市場においても個人が古陶磁器や絵画を盛んに買い、古美術品も何倍にも値上がりしたものです。

それから50年が経過し、今まで静かにしていたこの3市場が徐々に活況を呈してきて株高土地高美術品高という動きから初任給も目に見えて増加し、久しぶりの活況が日本にやってくるだれも止められない50周年周期になります。